♪135...ちょっとセンチメンタルなセミ物語

今年の夏にあったセミさんとのエピソードは、ここからはじまりました。

8月に入ってすぐの、ある日の夕方。
まだ背中の割れていない幼虫を見つけました。

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『え?こんなところで羽化しちゃうの?』

ここはお隣さんの柵であり、もうすこし登ったら葉っぱがいっぱいで、抜け殻もたくさんあるところ。
それなのに。。。登りきれなかったのかなぁ。。。

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『こんなところにいたらめだっちゃって、食べられちゃうんじゃない?』
『明日の朝、背中が割れた抜け殻で会おうね』

いろんな思いを持って、一夜を過ごしました。

翌日の朝、見にいってみるとまったく変わりなし。
これまた複雑な心境でした。

『羽化するのに時間がかかるのかもしれないね。また明日まで様子をみてようっと』

1日に何度もこのセミさんを見に行きました。


それから2日後のこと。。。

今度は、我が家の壁にくっついたまま、じぃ〜っと動かないセミさんが。
どうやら羽が痛んでいるらしく、羽化したものの飛ぶことができないようでした。

『このコもどうなっちゃうのかなぁ』

その夜、2Fの窓を閉めようとした時に、カサカサと何かが動き、そしてボトっと落ちました。

『あっ!あのセミさんがここに移動してきてたんだっ。
         飛べないコを落としちゃったよぉ。。。』

なんだか少しブルーな気持ちになりながら、気がつかないでごめんねーと謝りました。

そしてまた翌日。
どこかにいないかなーと探しに行ってみると。。。

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見つけました。
あのお隣の柵とうちとの隙間の葉っぱの茎にしがみついてるのを。

見てみると、やっぱり羽に問題があったようで。

『きっと羽化するときに、何かにあたってきちんと開くことができなかったんだよ』

そうなのかもしれないなぁと思いながら、必死にしがみついているように見えたこのコが、とってもかわいく見えてきました。

『セミョール』って呼ぶことに(u_u)
変なおばさんっていわれてもいいもん。。。

セミョールは、この細い茎にしがみつきながら、足をばたばたさせていました。
目と目が合ってるような気がして、手を振ってみたりした私(^^ゞ

途中仕事に戻り、またセミョールの様子を見に行くと、方向を変えていました。

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『あ、動けるんだねー。すごいねーセミョール』

ほんの少し動いただけなのに、なんだか感動したりして。
誰かに見つかって、食べられちゃったりしないかなぁという不安も持っていましたが。。。

また少し時間をあけて見にいくと、今度は柵にまで移動して張り付いていました。
最初のコとの2ショットも撮りました。

『大きな葉っぱのところに行きたいのかなぁ』
『ほんとは飛びたいんだよね』

また気になって見にいくと、どこにも姿が見えません。
かなり探してみましたが、見つけることができませんでした。

『セミョール。。。』

30℃を超えてたとても暑いその日、少しさみしいお別れをしたのでした。

そして、孵ることのできなかったあのコも、強く雨の降った後にいなくなってしまいました。

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昨年の夏、初めて羽化する瞬間を見て感動したセミさんでしたが、今年の夏は、少し哀しい自然を見ることになりました。

よかったら、昨年のセミさんも見て下さいね。
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